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Logic 大型アップデート!新機能「Live Loops」×Spliceで誰でも曲が作れる!

みなさんこんにちは、Xanaduの成希です。

つい先日の5月12日、Apple純正のDAWソフト、「Logic Pro X」の大型アップデート、Logic Pro X 10.5がリリースされました。最大規模のメジャーアップデートということで、さっそく新機能を試してみました。

さて、今回のアップデート1番の目玉はなんといっても新機能、「Live Loops」の実装です。見るからに楽しそうな画面です。

「Live Loops」とは、Garage Bandですでに一部導入されていたサンプラーのような機能で、複数のセルにループ音源(数小節ごとに繰り返し再生されるサンプリング音源)を入れ込み、これらを同時に鳴らしたり止めたりすることで楽曲を作っていくものです。Ableton社のDAWソフト、「Ableton Live」が得意とする手法ですね。

Logicで新規プロジェクトを立ち上げると、「Live Loops」を選ぶことができるようになっています。早速開いてみましょう。

「Live Loops」を立ち上げると、各トラックにセルが並んでいる状態になっています。これらのセルにループ音源を入れ込み、重ね合わせて作っていくような流れですね。Logicには純正ライブラリとしてApple Loopsというループ音源のライブラリがあります。デフォルトでこれが開かれている状態になっているので、まずはこの中からいくつかループ音源ドラッグ&ドロップでセルに放り込み、遊んでみましょう。

ループ音源をセルに入れたら、つぎはこれらをリアルタイムで操作して重ね合わせていきます。これには、サンプラーパッドのコントローラーがあるほうがよいでしょう。ちなみに私は、先述のAbleton Liveで使っていたNovation社製のパッド、「LAUNCHPAD」を接続してみたところ、、、

なんとそのまま使えてしまいました!新しくパッドを買う必要はなさそうです。

ちなみに、パッドコントローラーを持っていないという方は、iPadやiPhoneをコントローラーとして使用することができるソフト、「Logic Remote」の最新バージョン、Logic Remote 1.4も同時に配布されていますので、こちらも合わせてインストールしましょう。

これによって、リアルタイムでの感覚的なタッチ操作が可能になります。パッドのタッチでそれぞれのループ音源のon/off、あるいは、タッチした瞬間に1回だけ再生させる、押している間だけ再生させる、様々な使い方ができます。

さて、ある程度「Live Loops」の操作に慣れてきたら、いよいよオリジナル楽曲を作っていきたいところですが、「Apple Loops」はLogicを持っている人ならだれでも使えるライブラリ。ここから選んだ音源を使っていては、なかなかオリジナリティのある楽曲を作ることができませんね。

そこで活用したいのが、音楽制作用のクラウドサービス、「Splice」です!

Spliceは音楽制作のクラウドベースのコラボレーションプラットフォームとして提供されているサービスですが、ここでは膨大な量のループ素材が共有されています。有料サービスにはなりますが、月額1000円以内で毎月100種の音源をダウンロードすることができます。

Splice:https://splice.com/sounds

キーワードやジャンル、さらには、楽曲のテンポやキーで音源を絞り込むことができるので、自分の楽曲の方向性さえ決まってしまえば、ここから良さげな音源をどんどんダウンロードしてLive Loopsに放り込んでしまうことができます。

私はこのサービスを使い始めてから楽曲のクオリティが格段に変わりました。サンプリング音源の他にソフトシンセのプリセットなども共有されているので、シーンで活躍する流行りの音をすぐに再現して楽曲に取り入れることができます。

先日話題になった星野源の「うちで踊ろう」をRemixした時にも、Spliceからダウンロードした素材やプリセットを使用しました。

Logicの新機能「Live Loops」と「Logic Remote」、そしてサンプリング素材のクラウドサービス「Splice」。これらをうまく活用することで、だれでも簡単かつ感覚的に作曲ができるようになりそうですね。

サンプル系では強かったAbleton Live、利用者減るんじゃないかな…

Logicを今まで使っていた人も、なんとなく敬遠していた人も、これを機に活用してみてはいかがでしょうか。

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